ぼくは心がずんとした

独裁者コイズミとその愉快な仲間たちがどんな言い訳をするか、すんごく楽しみだった。自公あわせても過半数には届かないって、ずっと信じてた。
9/11 21:30頃。テレビの開票速報を初めて見た。びっくりして、いろんな局を見て確認したケド、どこも同じだった。
9/11 24:30頃。もう1度見てみた。このときはまだちょこっとだけ希望があった。衆議院で可決されても、前回のように参議院で否決される可能性がないわけではなかった。
9/12 8:30頃。新聞を見たケド、そこには希望なんてなかった。「3分の2超の議席を獲得」みたいなコトが書いてあったのだ。
たとえ参議院で否決されても、再び衆議院で採決して3分の2以上の賛成があれば、法案は成立する。つまり、これからは独裁者コイズミのヤリタイ放題ってワケだ。
そして、憲法改悪が現実となる可能性が一気に高まったんだと思う。そう遠くない将来、日本は正式に軍隊を持ち、戦争するようになって、人を殺す権利が与えられるんだ。


話は変わって、1週間くらいまえに「兎の眼」っていう本を久しぶりに読んでみた。いま手もとにないんで正確なコトはわからないケド、たしか灰谷健次郎さんの1974年の作品だ。わたしがこの本を最初に読んだのは小学生の高学年か中学生のときで、そんなクソガキなときだったというのにえらく感動したもんだ。
このおはなしの後半で、塵芥処理所の移転話が出てくる。でも子どもたちが犠牲になるとか問題があって、足立先生は1人でハンストをする。そのときに教え子たちに自分の昔話をしてて、「みんな、誰かの命を食べて生きてるんだ」みたいなコトを言ってた。


話は戻って、今回の総選挙で自由民主党公明党創価学会(や民主党)に票を入れた人たち、そしてそれを許してしまったわたしたちは、これから誰の命を、どうやって食べていくんだろうかと思う。
地方の人たちや低所得者といった弱者の命を食べるだけじゃなく、文字通り人の命を奪うコトを正当化するような道を選択してしまったんだと考えると、ぼくは心がずんとした*1


…もう何を書きたかったかわかんなくなってきたので、おしまい。

*1:使い方を間違えてるね。