「ログイン」と「ログオン」の違い

ちょっと議論になったので書いておきます。
「ログイン」と「ログオン」はどう違うか、ですが、よくあるのはOSの違いによる使い分けでしょう。Wikipediaにもそのような記述があります。

『ログオン』と『ログイン』の使い分け

Microsoft社は『ログイン』という言葉を極力使わず、『ログオン』を使う傾向にある。したがってWindowsのセッションに入ることは『ログオン』と言い、セッションを解除することを『ログオフ』と呼ぶ。それに対して、UNIXLinuxのシステムにおいては『ログイン』『ログアウト』のセットがよく使われる。ただし、厳密な使い分けを強いられるものではないので、システム運用上において、特段気にする必要はない。

つまり、こういうことです。

それほんと? ということでマイクロソフトのWebサイトを調べてみると、こんなページが見つかりました。

概要

ID とパスワードの入力などの手続きを行い、パソコンやインターネットのサービスの利用を開始することです。

詳細

複数の人でパソコンを使うときに、名前とパスワードを使用して手続きを行い、パソコンを使えるようにすることをログオンといいます。

ちょっと説明が違いますね。…それより、こんなページがあったんだってことがおどろきですけど。
ほかのページもいろいろ見てみると、マイクロソフトではこう使い分けていることがわかります。

  • ネットワークの先にあるコンピュータを使う場合は「ログイン」
  • 目の前にあるコンピュータを使う場合は「ログオン」

よくよく考えてみると、Unix系OSで「ログオン」することなんてふつうなかったですし、Windowsで「ログイン」することもほとんどないですから、OSの違いによる使い分け、と思ってしまうのも無理ないですね。
ところで、最近では「サインオン」なんて言葉も使われてますが、何なんでしょうね、これ*1

*1:たぶんWebサービスを使うときに「サインオン」っていうんだと思いますけど。